09/03/30 18:49:38 0
・NHKの討論番組「日本の、これから テレビの、これから」に出演した。メーンゲストは民放連会長、
NHK副会長、糸井重里氏、ジャーナリストの嶌信彦さん、私の5人。さらに各民放のプロデューサーや
放送作家、そして視聴者代表の方々が加わった生放送の討論番組で、土曜日の午後7時半から
3時間というゴールデンタイムに放映された。
番組は「視聴者代表vs番組制作者代表」という構図で進めら、メーンゲストの5人が中心というわけでは
なかったのだが、視聴者、制作者、ゲストを問わず、私が思った以上に、50代以上の参加者がネットの
基礎知識をもっていないことに愕然とした。単にネットを使ったことがない、というレベルだろうか。
メーンゲストも私以外は糸井さんも含めて全員60歳以上、制作者代表も半数は50歳以上。
別に年代と知識は連動しないのだが、発言内容をみると、ネットのことを知らない、あるいは使ったことが
ないことを露呈しており、かつ、分からないが故に嫌悪しているような響きのある発言すらもあった。
そういう人たちが多数派というなかでの討論なので、話が噛み合わないと言った方が正しいだろうか。
図らずもネット業界代表のような立場になってしまった私であるが、なにしろ生放送なので、機会を
逃さないように発言するのが大変であった。
番組では、視聴者代表の意見を制作者にぶつけながら、制作者側の意見を聞き出していく手法がとられた。
視聴者代表の意見には「番組の内容がくだらない」とか、「視聴率を気にしすぎる」「広告主に媚び過ぎだ」、
あるいは「報道内容に偏りがある」といった感覚的な内容が多く、これらを制作者にぶつけて時間を
使っていたのが少しもったいないと感じたが、それが大衆感覚なのだろうか。
もともと広告モデルである民放が広告主を気にするのは当たり前だろうし、教育的に価値ある番組ばかり
作っていては放送設備の維持すらできないという単純な事実さえ理解できない人もいるらしい。というか
多数のようであった。(>>2-10につづく)
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