09/03/29 23:56:47 0
(>>1の続き)
しかし新聞社は売り上げもさることながら、広告収入を維持するために発行部数を落とすことはできない。
これが2つ目の理由だ。新聞の紙面にはたくさんの企業広告などが掲載されているが、新聞社は広告
クライアントに対して公称部数をもとに広告枠を販売している。もし「押し紙」分を除いた実売部数が明らか
になれば広告収入は大幅に減少する上に、「これまで水増し発行部数分の広告料を摂られていた」とこれ
また訴訟問題に発展するリスクも出てきてしまう。
これまで新聞業界で公然の秘密となっていた「押し紙」問題だが、これ以上続けた場合には販売店から、
止めた場合も広告クライアントからそれぞれ訴訟問題に発展する可能性がある。ゆがんだシステムでは
あるが、長い間機能してきただけに、「押し紙」を廃止することは容易ではなく、業界は身動きができない
状態に陥っている。
(終わり)