09/03/29 14:19:41 0
飼い主の都合などで捨てられた犬の殺処分数が、熊本市では10年前の10分の1に減っている。
市動物愛護センター(熊本市小山)に持ち込まれても簡単には引き取らず、時に職員が声を
荒らげてでも飼い主に命の大切さを説き、思い直してもらうという異色の対応の成果だ。
2004年にセンターに配属された久木田憲司所長(獣医師)が、動物愛護管理法で「所有者は終生飼育に努め、
自治体は飼い主に必要な助言を行うこと」とされていることに着目したのが取り組みのきっかけ。
市はそれまでも、動物を安易に遺棄しないよう啓発活動を行っていたが、ほとんど効果がなかった。
そこで、法律を根拠に、「安易にセンターで引き取らない」という異例の方針を打ち出した。
職員には、飼い主に大きな声を出してでも、すぐには引き取らないような対応を求めた。
センター愛護係長の小山信さんがある時応対した親子連れは、「年を取り、番犬の役に立たないから」と
老犬を連れてきた。小山さんは「命を何だと考えているのか」とどなりつけた。そのうえで、
「あなたがやっていることは、命のあるものでも年を取ったら捨てていいと子供に教えているのと同じだ。
それでもいいのか」と詰め寄り、犬を連れて帰らせたという。
(2009年3月29日 読売新聞)命の重さ説き犬の殺処分激減、熊本市動物愛護センター
URLリンク(kyushu.yomiuri.co.jp)
引き取った犬を抱きかかえるセンター職員
URLリンク(kyushu.yomiuri.co.jp)
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