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衆参両院は31日にも、「人工衛星」の打ち上げを名目に弾道ミサイルの発射準備を進めている北朝鮮に、
発射中止を要求する決議を採択する。
決議は与党が各党に働きかけている。民主党は決議に前向きだが、他の野党との間で文案を巡って食い違いが出ている。
与党は北朝鮮の行動が国連安全保障理事会の決議に違反するとし、発射中止を受け入れない場合は
さらに強く抗議すると通告する内容としたい考えだ。これに対し、共産、社民両党は決議違反と断じることに
難色を示している。北朝鮮が衛星の打ち上げだと主張しており、
中国やロシアも直ちに決議違反になるという立場をとっていないためだ。
民主党は「全会一致の採択が望ましい」とし、若干抑制した内容にすることで各党が一致点を見いだすことを
模索している。ただ、与党は「安保理決議違反などの点をあいまいにすれば、かえって北朝鮮になめられるだけだ」
としており、自公民3党などの賛成で決議すればいいという意見が強い。与野党は週明けに引き続き調整する予定だ。
衆参両院は、1998年8月に北朝鮮が弾道ミサイルを発射した後、抗議の決議を全会一致で採択している。
(2009年3月28日19時18分 読売新聞)
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