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性や暴力表現など携帯電話の有害情報サイトへの閲覧制限をかける「フィルタリング」について、
中3女子の半数が不満―。警視庁が、都内の中学生約3千人を対象に行った調査でそんな実態が
明らかになった。
4月1日の「青少年インターネット利用環境整備法」の施行で、普及促進が義務化されるフィルタリングに
課題を突きつけられた同庁は、入学式に職員を派遣するなどして生徒や保護者らへの啓発を強める方針だ。
調査は昨年7月、公立・私立中学校8校の生徒に無記名アンケート形式で実施。少年育成課によると、
携帯電話の保有率は約74%。フィルタリングの利用は約36%だった。
フィルタリングを始めた理由は、「保護者から言われた」が約65%、「携帯に最初から付いていた」が約21%と
消極的な動機が多く、「自分で必要だと思った」は約7%、「友達が付けていた」は0.6%だった。
フィルタリングの感想については、「安心して利用できるようになった」が約23%、「特にない」が約38%の一方で、
「不便」が約36%もあった。「不便」という回答は、中1では男子も女子も3割未満だが、中2になると男子約36%、
女子約42%と増え、中3は男子約33%、女子は約51%に達していた。不便と感じる理由について同課は
「自己紹介サイト『プロフ』やゲームサイトが利用できないことが多いためではないか」とみている。
環境整備法では、事業者や販売店に、携帯電話を販売する際のフィルタリング提供を義務づけているが、
罰則はない。
ソース
asahi.com URLリンク(www.asahi.com)