09/03/28 11:42:35 ExE367Wq0
今事件の背景は、県教委が事件の背景を洗い出した末に公表した改革プランの中にもあるけど、教職員組合の根深い仲間意識なんだよ。
教員組合の強い大分県では、かつては教員同士で情実人事が行なわれていた。
そんなのはイカンということで教育行政改革を行なって来た。
現在、その先頭が小矢教育長。
教員組合は教育界の癌と言ってる人が多いが、大分は特にその教組が強い。
その組合の影響力を削ぐために、組合対策のスペシャリストである小矢さんが教育長に任命された。
小矢さんは、教育職ではなく行政職、つまり教員組合とのしがらみの無い知事部局出身。
これまで長く人事畑を歩いてきて、教育長になる前は組合の強かった県立病院の局長をやってた。
その組合対策にも成功して、県病の財務内容もだいぶ改善されてきた。
その実績を買われて、教育長に抜擢されたという背景がある。
今回の議会の教育長再任に反対した人を見てほしいが、教員組合をバックにしている革新系の議員が反対している。
つまり、教員組合は小矢さんが嫌いなんよ。
今回の事件をステップに大分県教育行政は、これまで組合の反対で出来なかった、様々な改革メニューを進めていこうとしている。
それは教員の広域人事の拡大や、副校長・主幹教員の配置、そしてかつての勤評闘争以来形骸化してきた人事評価の徹底だけど、それが今まさに行なわれようとしている。
その大事な時期に小矢さんが辞めるのは、改革の停滞につながるという判断から知事は再任を決めた。
小矢さんにしてみれば、やっと辞められると考えていたのにまだやらんとならんのかと思ってるよ。