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種なしシークヮーサー登録/同種で初 県、差別化狙う
県農林水産部は25日、種なしのシークヮーサーを新種として農林水産省に品種登録したと発表した。
シークヮーサーの品種登録は初めて。県では「種なしなので加工用としても活用しやすく差別化が図れる。
今後は低木仕立てにするなどし、コスト削減による農家の経営安定と労力軽減を進めたい」としている。
登録されたのは「仲本シードレス」。外見は通常のシークヮーサーと変わらないが、
1個の実に通常15粒前後あるという種がない。種周辺にはがんの抑制や老化防止などに効果があるとされる
ノビレチンが多く含有されるが、この種なしシークヮーサーではノビレチンが通常と同じか、
やや多い程度含まれており機能性も失われないという。
種なしのため、加工用のほか、レモンなどに代わる各種料理への付け合わせやカクテルなどへの利用も期待できる。
将来は全県のシークヮーサー生産量目標の4分の1にあたる1000トン、出荷額で4億円相当を、この種なし品種にしたい考えだ。
名護市内の農家で自然交配の結果偶然できた種なし品種の穂木を県農業試験場名護支所(当時)が入手し
1999年から調査・測定を実施。2007年には農家から権利を譲り受け、今月初めに品種登録された。
今後は県の許可がなければ県外での同品種栽培はできなくなる。
県では、県外でシークヮーサー栽培が本格化した場合でも県産を差別化することが可能になるとしている。
沖縄タイムス 2009年03月26日 経済
URLリンク(www.okinawatimes.co.jp)
種なしシークヮーサー(上)と従来のシークヮーサー
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