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NHKのニュースを見ていると、三日にあげず、この一家のニュースが流れる。両親に国外退去処分が出た
埼玉県蕨市のフィリピン人のカルデロンさん家族のことだ。中学の制服姿で「家族一緒に日本に残りたい」と
訴えるのり子さん(13)を見ていると、だれもが可哀想と思ってしまうが、そもそもこの家族はなぜ、
こんな事態になったのか。あまり報道されていないが、キッカケは、のり子さんの父親のアラン(36)と
母親のサラ(38)が不法入国していたことだ。
「両親は92年と93年に、別々に偽造パスポートで日本に仕事を求めて入国した。アランは当時21歳、
サラは22歳という年齢です。その後、2人は知り合い、日本で結婚。アランは解体工事現場で、
サラはクリーニング店で働き、95年にのり子さんが生まれたのです」(司法記者)
ところが、06年7月、サラさんが買い物中に警官から職務質問を受け、不法入国とわかり、
入管難民法違反で現行犯逮捕されたのだ。
「これが発端となり、アランの不法入国・滞在もバレたのです。のり子さんはこの時、小学5年生。
『日本人と思っていた自分が、母親からフィリピン人と聞かされてショックだった』と言います。
間もなく、強制退去処分となった一家は処分取り消しを求めて訴訟を起こしたのですが、
昨年9月に敗訴が確定。のり子さんは日本で生まれ、日本での勉強を望んでいることから、
サラの妹家族が面倒を見ることを前提に1人だけ在留特別許可(在特)が下りましたが、
両親は4月までに国外退去しないといけません」(司法記者=前出)
不法入国・不法滞在が分かった以上、法務省としては強制退去させるしかない。
例外を許すと際限なくなるからだ。
しかし、これだけニュースで取り上げられ、「一家離れ離れは可哀想」の世論が高まると、
人気取りに必死の麻生内閣のこと、「例外中の例外」をつくってしまうかもしれない。
(日刊ゲンダイ2009年3月21日掲載)2009年03月24日10時00分 / 提供:ゲンダイネット このフィリピン家族は一体何をしたのか
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