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【青森】五所川原市と板柳町の境界を流れる十川の河原4カ所で、リンゴが不法投棄されているのが見つかった。
加工用に回った大量のリンゴを処理しきれなかったり、低価格で出荷できなくなってしまい、
在庫を抱えた農家が廃棄したとみられている。町は巡回パトロールを強化する方針だ。
投棄リンゴは一部が腐敗していたが、比較的新しいものもあった。
腐敗リンゴは昨年11~12月に投棄されたとみられる。
青森リンゴは昨年、ひょう被害などを受けて大量の傷付きリンゴが生まれ、ジュースなどの加工用に回ったが
加工場も手いっぱいの状態だ。
このため、県は「余剰リンゴはできるだけ堆肥(たいひ)に回し、不法投棄はしないでほしい」
と市町村に通知していた。同町も堆肥化促進剤の石灰窒素購入費を半額助成している。
同町のリンゴ農家(67)は「自分のところはすべて売ることができたが、在庫を抱えて苦労している農家もある」といい、
県りんご協会の福士春男会長は「引き取り手がなく、困って廃棄したと思われる」と話していた
3月21日18時11分配信 毎日新聞
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投棄されているのが見つかったリンゴ=十川の河原で2009年3月20日午後0時10分ごろ、塚本弘毅撮影
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