09/03/20 18:12:53 0
電磁力を応用した高効率な小型発電装置を、
相模原市の「ソフォス研究所」代表の木下博道さん(74)が開発した。
川崎市の住宅展示場で19日から実用運転の公開展示をする。
木下さんは「装置は使う場所に置くのでロスが少なく、電線などのインフラ整備が一切不要。
太陽光発電や風力発電に比べて格段と効率が良く、電力供給の分散化が図られる。
地球環境にやさしく、低炭素社会にふさわしい装置だ」と話している。
◇きょうから、川崎で公開
木下さんは風力発電を効率的に運転する技術開発に取り組む中、
24時間稼働できない太陽光発電や風力発電に代わる装置として、6年前から
電磁力を使った発電プラントの開発を進めてきた。
開発した発電装置は、円形アルミ板の周縁に磁石のN極、S極を交互に配列した回転体が
大きな特徴。その周囲にコの字形の銅線コイルを配置する。
始動時には市販モーターの助けを借りて回転体がコイルの間を動き始め、
回転速度が増すと、ベルトでつながった別のモーターを回し発電する。
これまでの計測結果によると、回転速度によっては、始動用モーターの消費電力の
100~1000倍程度も発電可能。
また始動に必要な電力は400ワットモーターなら乾電池(単3)1本でも足りるという。
研究所での実証運転では、回転体は最高で毎分1500回転し、
直径80センチ(重さ約70キロ)の装置で毎時10~15キロワット、
同120センチ装置で毎時500キロワットを発電した。
始動時に5・5キロワットのモーターを使った場合、1個100ワットの電球30個を
点灯させていて3キロワットを発電できているのに、モーターの消費電力は
2・6ワットしかなかった。
>>2へつづく
ソース:毎日新聞
URLリンク(mainichi.jp)