09/03/21 22:37:09 St/LVnEs0
>>679
>ネットの普及、創作物における安易な暴力・性的表現など、
それがなぜ、自由を規制するにたる根拠になるのだろうか。
まずネットの普及。
ルネサンス、活版印刷の普及、識字率の向上、大衆文学の成立……と、
表現の裾野が広がれば広がるほど、社会的な表現の自由も容認されるようになっていった。
ネットによって発信・受信が容易になるというのも、活版印刷技術の発達と、
本質的には特に異なるところはない。
また、「安易な」暴力・性的表現というが、具体的にそれはなんだろうか。
確かに、メディアの発達によって、より鮮明な表現を発信することが可能になったが、
やはりそれも、これまでの技術的発展の延長上にある現象に過ぎない。
そもそも、「安易な」というのはどういうことだろう。
常識外れの、ナンセンスな表現は、しばしば社会改革の言説と結びついてきたし、
表現の自由というのは、そういう「安易な」表現を保護するために存在するのではなかったか?
国際情勢に関しては、これは論外。
確かに、どんな政策でも諸外国と歩調を合わせていくのが望ましいことではあるが、
自国の理念を捻じ曲げてまで従うものでもない。
外交というのは、自国の価値観や国民利益を守るためにあるのであって、逆ではないからだ。