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民主党の小沢一郎代表の秘書逮捕で、鳩山由紀夫幹事長が党内で微妙な立場に立たさ
れている。代表辞任となれば「連帯責任」を問う声が噴出し、自らも表舞台から退かざ
るをえない可能性があるためだ。小沢氏の続投支持を重ねて表明する一方で、「小沢
批判論」も念頭に党内政局で先手先手を打つ-。難しい綱渡りを強いられている。
鳩山氏は18日、都内のホテルで行われた講演で、事件について陳謝するとともに、
「党一丸となって乗り越えて、その先の展望を開いていきたい」と述べ、小沢氏が代表
のまま次期衆院選に臨み、政権交代を実現することに意欲を示した。
鳩山氏は、秘書逮捕直後から一貫して、「小沢続投」の考えを表明している。19年
の参院選は、小沢-鳩山体制で民主党は躍進し、次期衆院選でもこのままで単独過半数
の獲得を目指していたため、「小沢氏に反旗を翻す選択肢はなかった」(側近の中堅)
という。平成19年の「大連立」騒動で、辞意を漏らした小沢氏を翻意させた事情もある。
(続く)
■ソース(産経新聞)(小島優)
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