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西暦2050年、日本は大陸と半島の圧倒的な
軍事力に脅かされ、占領も目前であった。
そんなある日、地球の裏側から日本を支援する
大軍が到着。軍事、経済、食糧、あらゆる援助を
日本に行った。世界一の経済力と軍事力を持った
ブラジルである。あのアメリカに政府開発援助を
行うほどの大国に成長したのである。
大統領の名はフィリオ・ホベルト・セガンチーニ。
「おまえは日本に育ててもらった。いつか必ず
日本に恩を返せ」と父親から教えられていた。
「じいちゃん、ばあちゃんの国です。少しは恩返しが
できたかな」大統領は笑みを浮かべた。