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埼玉県杉戸町にある私立昌平高校(小池仁校長)の1年生のクラス担任が「生徒指導だ」として
一部の男子生徒の頭を丸刈りにする際、「2009・元旦 うし」という年始のあいさつになるように
髪を切ったうえで写真を撮り、年賀状にしていたことが分かった。
実際に、クラスの全員あてに年賀状として送っていた。
担任は30代の男性。期末試験でカンニングしたことへの指導だったというが、保護者は
「子どもが悪いことをしたとしても、ひどすぎる」と批判。高校側は今月になって生徒に謝罪した。
高校側によると、昨年12月の期末試験で、男子生徒11人のカンニングが発覚。
指導として丸刈りにして反省を促したという。その際、9人についてはまず、それぞれの髪を
「2」「0」「0」「9」「・」「元」「旦」「う」「し」の1字になるように切った。
その後、教室内で、各自の頭に描かれた数字や文字がよく見えるように前かがみにさせた。
さらに前後2列に並ばせ、「2009・元旦」「うし」というメッセージにして撮影。
最後に、生徒たちの頭をすべて丸めて帰宅させ、5日間の謹慎処分とした。
教諭は写真を年賀状としてプリントし、クラス40人全員の自宅に送ったという。
「昨年の反省を元に今年は飛躍します。○○○(担任の名字)の逆襲」との添え書きもあった。
受け取った生徒の一人は「年賀状にして送るとは聞いたが、まさか本当とは思わず、びっくりした」と言っている。
昌平高を経営する学校法人昌平学園の法人本部事務局は「教諭は反省しているものの配慮が足りなかった」
として処分を検討中という。
朝日新聞 2009年3月18日8時48分
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