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“民主党が問題にする”麻生首相と検察トップの「密会」疑惑
例の漆間発言によって、「国策捜査」の疑いが強まっている小沢一郎の公設秘書逮捕。
官邸と検察との間に“あうんの呼吸”があったのかどうか。ここにきて重大な疑惑が浮上している。
小沢秘書の逮捕直前、麻生首相と樋渡検事総長が密かに“接触”していたのではないか、
という情報が飛び交っているのだ。
●事態は首相の思惑通りに推移
小沢代表の公設秘書、大久保隆規が逮捕されたのは3月3日。首相と検事総長との会談が疑われているのは、
前日の3月2日だ。3月2日の首相動静を見ると、午後6時16分から22分まで、
永田町の個人事務所で書類整理していたことになっている。
しかし、現職の総理大臣が、個人事務所で書類整理をすることは珍しい。そこで、この10分足らずの間に、
捜査について報告を受けたのではないか、というウワサが駆け巡っているのだ。
さらに、2月16日の夜という解説も流布されている。首相動静によると、午後8時55分から10時33分まで、
1時間半も「ホテルニューオータニ」のバーにいたことになっているが、途中、抜け出して会っていたのではないか、
と疑われているのである。
はたして、首相と検察は事前に打ち合わせしていたのかどうか。
民主党も疑いを強め、検事総長に「2月1日から3月4日の間に首相と会った事実はあるか」と質問書を送り、
この期間の公用車の「運行記録」を提出するように要請しているほどだ。法務省は「会った事実はない」と否定しているが、
公用車の運行記録の提出はかたくなに拒否している状況だ。
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