09/03/17 00:11:20 c2BvHX/m0
昔の人は、漢字とか読めればいいという感じだったらしい。
名前の例だが・・・
福澤諭吉展ブログから
URLリンク(tokura.fukuzawa2009.net)
ときどき「福澤諭吉」と「福沢諭吉」のどちらが正しいのですか、
とおっしゃる方がいらっしゃいます。これは非常に現代的な疑問のようです。
明治時代の人は、自分の名前の表記を含め、漢字についてかなり
アバウトであったといえます。
たとえば、二郎と次郎、○蔵と○造、嶋と島など、違う字(字体)を書くと、
現代では完全に違う名前のように思いますが、この程度の表記の
違いは平気で、自分で違う字を書いてしまうようなことはよくあったようです。
(略)
福澤は人の名前に対しても、「わかればいい」という主義で、
それも行き過ぎではないかと思うことがよくあります。
これも展示物のひとつ、石河幹明という人に宛てた書簡がありますが、
封筒は「石河様」なのに、本文には「石川様」と書いてあります。
書き起こし文に「石川」とあるのを、間違いではないかとご指摘
下さった方もあったそうですが、これはそういう事情なのです。
(略)
そういうわけで、「福澤」と書いても「福沢」と書いても、
本人は一向に気分を害しないと思います。