09/03/15 18:12:29 ybbffNic0
ソマリアに詳しくない人のための、ここ十数年のあらすじ。
ソマリアは軍事独裁政権が支配する国で、貧富の差はあれどぼちぼち安定していたがやがて破綻。
それをうけて、最初は国連が食料の配給とかを目的に部隊を送り込んだんだけど
現地の武装勢力の略奪が酷くて物資を持った現地人が襲われる被害続出。
これじゃいくらやっても無駄だってんで、アメリカを中心に部隊を再編成して
現地の武装勢力の幹部を暗殺、または拉致しまくって、
お前ら勝手なことしたらマジ殺すぞ的な雰囲気をとりあえず作ろうとしたら
アメリカ人がソマリア人を皆殺しにするつもりだ、みたいなデマが広まって
現地人が武装して国連軍と戦い始める。
そうこうしているうちにアメリカの兵士が殺されて市中引き回しの私刑に処されたりして
アメリカ国内世論が一気に厭戦へと傾く。この辺は映画「ブラックホークダウン」で有名。
民主党クリントン政権はこれを受けてソマリアからの撤退を表明。以後しばらく引き篭もる。
これにより現地は国際社会から見放されてモヒカンと棘付きジャケットを着ている奴が闊歩するように。