09/03/16 02:15:22 zUf+ox5A0
今回の一件で明らかになったのは、実は小沢は真っ白けなのではないか、という点です。
モラルとか道徳とか倫理とか道義的にとかはともかくとして、少なくとも法律の外形はきっちりと
順守してきたのではないか、という事です。少なくとも1993年以降の自民党離脱以降は。
それは、政権与党から突かれないための自衛ゆえでしょう。
もちろん、「法律は最低の道徳に過ぎない」とはよくい言われる事です。ゆえに法律を守る
だけでは不十分なのだという人の気持ちも十分に理解できます。
しかし国民の道徳観念に沿わせるような形での、政治資金規正法や公職選挙法の
改正を怠ってきたのは、政権与党の方なのではないのか、と。
少なくとも、民主党が与党になれば、政治資金規正法と公職選挙法の改正は一気に進むでしょう。
それを阻んできた一番の根源は、自民党なのですから。
自民が万年与党だった時代、その自民が作った法律で自民を摘発するってのは土台無理がありました。
かつて「泥棒に刑法を作らせているようなもの」とよく揶揄されたものです。
ゆえに東京地検特捜部や裁判所は、法律をきびしめに適用するという文化を作ってきました。
そしてマス・メディアへのリークによりマス(大衆)を煽り、味方につけ、世論の追い風を後押しにして
グレーをクロに持って行く。
そうでもしなければ、万年与党の汚職は摘発できなかった。
しかし今回は、政権与党による、握る国家権力を使っての、野党第一党党首の摘発です。
しかし今までの文化の惰性で、厳しめに適用してしている。
しかしこれから定期的に政権交代が起きうる時代を前にしてた時、考えなければなりません。
あいまいな法律を、恣意的に厳しめに適用するのは、いかがなものか。
それよりも、法律文そのものを厳しめに改正し、しかし解釈の幅の生まれないように
厳密精緻に書き、その条文通りに法を適用するようにチェンジしなければなりません。