10/07/31 10:09:22.52 dxQ1EEyI BE:2648860676-PLT(20000) ポイント特典
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「ママー、ママー」。閉じ込められたマンションの一室からインターホン越しに助けを求めた幼いきょうだいの叫びは届かなかった。
大阪市西区で30日に発覚した2児の死体遺棄事件。泣き叫ぶ声や大量のゴミ。
ネグレクト(育児放棄)を示すサインはあったが、行政は踏み込んだ対応をとらず、最悪の事態を招いた。
母親の下村早苗容疑者(23)は府警の調べに、自宅に放置した2児について「1週間後には死んでいるかもしれない、と思った」
と供述、反省の言葉はないという。だれか、助けることはできなかったのか。
児童相談所「大阪市こども相談センター」に虐待を疑う通報が寄せられていたにもかかわらず、
2児の命を救えなかった大阪市。森啓・こども青少年局長らは30日夕、緊急記者会見を開き、
「(5月の)最後の通報以降、安否確認をしないまま今日に至ったことを非常に反省し、後悔している。
『問題あり』としか言いようがない」と陳謝した。
市によると、寄せられた3回の通報のうち、3月30日の最初の通報は
「夜中にインターホンを使って『ママー、ママー』と長時間叫んでいる」というものだった。
下村容疑者に置き去りにされた長女・桜子ちゃん(3)と長男・楓ちゃん(1)がインターホンを通じて室外に助けを求めていたとみられ、
通報内容は明らかに「夜泣き」とは違っていた。
最後の通報は5月18日午前5時半。「30分前から泣き声がしている」。この日まで4度にわたり、
部屋を訪ねながら居住者と接触できないままだった児相にとって、すぐ駆けつければ居住者との接触や
子供の安否確認ができる貴重な機会だった。しかし、職員が訪ねたのは10時間以上が経過した午後3時50分頃。
すでに泣き声や物音はせず、接触はかなわなかった。
直後に訪問しなかった理由を、市側は会見で「泣き声だけでは、緊急性が高いという判断にならなかった」と釈明した。
通報も途絶えた5月中旬以降は、安否確認は事実上、放置された。
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