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「第二次世界大戦」・・・日本は一体どこで戦争を止めれば良かったのだろうか
第二次世界大戦どう報じたか
聖泉大・向井教授 7ヵ国新聞翻訳本
戦後65年に合わせ、欧米や中国、韓国の新聞が近年に第二次世界大戦をどう報じたかを翻訳してまとめた本
「日本の記憶 世界の記憶」を、聖泉大(彦根市)の向井嘉之教授(メディア論)が自費出版した。
各国で事実や背景のとらえ方が違い、異なる歴史観を築いていることを紹介。
海外に比べて戦争について知らない世代が増える中、国内メディアに戦後報道の進化を求めている。
本では、7カ国の主要紙17紙を選び、2009年まで6年間にわたり、第二次大戦に関する記念日前後の記事を載せた。
最多45ページを割いたのは米紙の報道について。原爆の是非では、長崎に原爆投下したパイロットの死亡記事
(04年7月19日、ニューヨーク・タイムズ電子版)が「戦争の残虐さには当時も今も喜びもプライドも持っていない。
しかし、この都市を爆撃したことには後悔も罪悪感も覚えなかった」と記す回想録を引用するなど、正当化する論調が目立つ。
隣国では、日中戦争を戦った中国の人民日報が、戦争被害や政治家の靖国神社参拝を批判。
韓国の東亜日報は09年8月まで1年間の紙面で、今年の日韓併合100年に合わせ、植民地支配の記事を連日掲載したという。
当時の日本の同盟国では、ドイツがナチスの周辺諸国への加害を強調した。
一方でイタリアはファシスト政府が倒れた4月25日を市民が解放された記念日とするなど敗戦国の認識が薄く、
「戦後」の記事が見られない。
向井教授は日本の戦後報道について、戦時の個人や地域の体験にとどまる内容が多いという。
「戦争の経過や因果関係を知らない若い世代が増えている。
国際間で歴史教科書を共通化する動きもある中、あの戦争を国の歴史としてどう記録するかを問われる段階にあり、
戦後報道にも進化が求められる」としている。
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