10/07/29 13:17:38.80 nNQyCFL+ BE:12186877-PLT(12001) ポイント特典
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最近テレビの企画番組で「平成の龍馬」と評される孫正義社長率いるソフトバンクの紹介が放送
されていた。アップル社のiphone導入や「犬のお父さん」効果で、業績も大幅に回復。営業利益
四千億円、社員は二万人を超え、「アジアでNo.1になれば世界でNo.1になれる」と意気軒昂である。
(略)
確かに日本で通信情報革命とも言えるブロードバンド化が急速に進み、ネットビジネスが急拡大
したのは、毀誉褒貶はあるにせよソフトバンクの貢献、特に孫社長の既存の仕組みへの果敢な
挑戦が奏効したといえる。
一方で、米国留学時には自らソフト開発にチャレンジしていたものの、その後はタイムマシン経営
と称し主にシリコンバレーのソフトや技術、ビジネスモデルを日本に導入しては日本の市場で利益を
上げる商社事業に専念してきている。
そればかりか単にソフトバンクの商売仇であるとして「日本発」の優れたソフトや革新的IT技術など
の発展の芽を摘んできた側面も否定できない。
実は、PC発展の初期ともいえる時期にマイクロソフトを担ぎ、当時坂村教授が生み出した日本発
の優れた基本ソフト「トロン」を駆逐することに奔走。その結果、日本政府は米国の動きを慮り学校
でのトロン使用を諦めてしまった。
その後のマイクロソフトの世界制覇の道を開いたともいわれている。また米国シスコ社製ルーター
の日本市場制覇を画策し、日本メーカーによるルーター開発を阻止。日本市場は現在もシスコに
席捲されており日本のIT業界の発展にとってのマイナス面も大きい。
米ヤフーの導入、iphoneでのスマートフォン事業やipadのビジネス領域での利用拡大など、今後
も天才的なマーケティング力を駆使してシリコンバレーなど米国の新ITサービスを取り込んでは、日本
やアジアのITやソフトを駆逐し、アジア市場を獲得していくものと思われる。日本やアジアの「正義」を
生きるか、事業家として商売に徹するのか今後極めて注目すべき人物である。
(淵明子)
月刊 活 第281号 平成22年8月1日発行
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