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劇団四季 新劇場で「美女と野獣」
甘美な物語 新鮮に
劇団四季の新劇場「四季劇場・夏」が、東京・大井町にオープン。
最初の演目として、米ディズニーのアニメ映画を舞台化したミュージカル「美女と野獣」が上演中だ。
恋に目覚める女性のベルを坂本里咲(りさ)、野獣と化した王子を福井晶一が演じている。（塩崎淳一郎）
坂本里咲×福井晶一
「美女と野獣」は、１９９１年に映画が公開され、９４年に米ブロードウェーでミュージカル化されて大ヒット。
四季は９５年に国内上演を始めた。公演回数は３６００回を超え、３５０万人の観客を動員した人気作だ。
醜い野獣に姿を変えた王子が、心優しい女性のベルと出会い、いつしか愛が芽生えるという甘美な物語が、幅広い観客層を引き付けている。
（中略）
福井は、初めての野獣役。「９５年に入団してすぐ、野獣のメーキャップの実験台にさせられた。
日本で初めて野獣の格好をしたのは私」と言って笑う。
実験台ではなく、いつか実際に舞台で野獣を演じたいという思いが、今回かなった。
「野獣として恐れられるが、心の中には純粋な部分も残っている。
その二面性を振り幅を大きく演じられたら」と話す。野獣の格好をして演じるのは相当な体力がいる。
「衣装とメークだけで２０キロ。今は慣れるのに必死で、悪戦苦闘しながら舞台を務めている」
坂本は「長く演じると、感性が鈍る側面もある。
福井さんという相手役を得て、新鮮な気持ちで舞台に臨めるのがうれしい。日々刺激的です」と笑顔を見せる。
インタビューの最中も２人の息はぴったりで、舞台の完成度の高さが伝わってきた。
URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)
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