10/07/06 13:27:18.69 vEutKRWp BE:1247789257-BRZ(10000) ポイント特典
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米メキシコ湾での原油流出事故は発生から約2カ月半が経った現在も解決に至っていないが、ロシア元原子力相のビクトル・ミハイロフ氏は、流出を早期に食い止めるために、核爆発を利用すべきとの考えを示している。
原子力省の戦略安定研究所所長を務めるミハイロフ氏は、核分野で長年の経験を持ち、ガスの流出を食い止めるためなどに核爆発を用いるという旧ソ連時代に実際に行われていたプログラムの終了に携わった人物。
事故解決に核爆発を用いるというアイデアはこの数週間、ネット上で活発に意見が交わされているほか、新聞の論説でも取り上げられている。
この考えについて、米政府は繰り返し否定しており、英BP幹部も検討対象でないと答えている。
ミハイロフ氏によると、流出食い止めに必要とされるのは約10キロトン級の核爆発。
同氏は、通常なら核利用には反対するとしながらも、メキシコ湾での水中爆発は被害が少なく、コストも1000万ドル(約8億8000万円)以下で済むと指摘。
BPがこれまでに拠出した原油回収や補償の費用23億5000万ドルに比べても、「金額の面ではやる価値はある」と述べる。
米国でも、1960─70年代に核エネルギーの平和利用を唱えたミロ・ノーダイク氏やブッシュ政権でエネルギー政策の顧問を務めたマシュー・シモンズ氏が、核爆発の利用を選択肢の一つとするなど、賛同の声が出ている。
一方、ビル・クリントン元大統領は先月29日、訪問先の南アフリカで「軍が海底油田を爆破して、岩やがれきで流出をふさぎ込まなければ、BPの技術専門家に頼り続けることになるだろう」とコメント。
クリントン氏がその意見を参考にするコロンビア大学の核政策研究者であるクリストファー・ブラウンフィールド氏は、元米原子力潜水艦の乗組員で、核以外の爆発を利用すべきだと主張。
同氏によると、通常爆発の利用の場合、流出を完全に食い止められないかもしれないが、大きく減少はさせられるという。
URLリンク(jp.reuters.com)