10/07/03 18:48:50.15 ufGYCL8i BE:1179763788-PLT(12001) ポイント特典
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パリ中心部、オペラ座近くにあるマンガ店。
日本のマンガでいっぱいの店内だが、その奥には「BENTO」グッズがところ狭しと並んでいる。
キャラクターの弁当箱やはし、お弁当作りに便利な調理グッズまで、「BENTOグッズ」の売り上げは、
このところうなぎ上りとなっているという。
お弁当作りの本も多数出版されるなど、フランスは今、ちょっとした「BENTOフィーバー」。
パリ近郊に住むメラニー・モンタニエさん(34)は、毎日、職場に持って行くお弁当の写真を、ブログで紹介している。
手の込んだ「キャラ弁」は注目を集め、人気ブログとなった。
さまざまな食材と道具を自由自在に操り、まさに「職人技」。
メラニーさんは、「楽しくおいしい食事を大事にするフランスの文化に、BENTOはぴったり。健康的でバランスの取れた食事だと思うわ」と話した。
BENTOに夢中なのは、女性だけではない。
フランス東部・トゥールの教会で神父を務めるピエール・バンサンジェさん(30)もその1人。
パスタをメーンに、いためた鶏肉やサラダをつけ合わせ、20分で完成。
ピエールさんは、「弁当の用意をしているときは、いつも弁当箱を開けたときのことを想像して、楽しくなってしまいます」と話した。
ミサや会議で多忙なピエールさんは、合間を縫ってお弁当タイムを楽しんでいるという。
メラニーさんがマンガ店にやって来た。
この日は、パリのBENTOファンが一堂に会して、その出来栄えを競う「BENTOコンテスト」が行われた。
審査員は、「おいしい! 何が入っているかはわからないけど、とてもおいしい」と話した。
審査のポイントは、「見た目」、「食感」、「味」の3つ。
厳しい争いを勝ち抜き、優勝したのは、メラニーさんだった。
メラニーさんは、「料理をする人にとって、味や料理を評価されるのは、とてもうれしいことよ」と話した。
審査委員長は、「弁当は流行というより、もはやフランスの文化に定着しつつあります」と話した。
「美食の国」フランスで、「BENTO」という言葉が浸透する日は、そう遠くはないのかもしれない。
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