10/06/28 14:25:48.92 H48W0TPh BE:257613269-PLT(12001) ポイント特典
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岡崎図書館事件を知るとIT立国など到底無理
岡崎市立中央図書館のホームページに多数のアクセスを繰り返して、利用者が閲覧しにくくした
偽計業務妨害容疑で38歳の会社社長が愛知県警に逮捕される事件が5月に起きました。20日間も
拘留されて不起訴処分(嫌疑不十分)になったご本人の説明では、新着蔵書を自動チェックして
リスト化していただけです。本件について図書館に電話で説明を求めた専門家がいて、その回答を知れば、
日本にグーグルのような企業が育つわけがないと知れます。司法、マスコミを含めた社会全体の
デジタルデバイドは深刻で、これじゃIT立国など到底無理です。
ご本人がネット上への説明用に作ったウェブが『Librahack』です。逮捕翌日の朝刊記事を集めた
「各社新聞記事の比較」には“図書館にサイバー攻撃”、“図書館HPにアクセス3万3000回”などが
並んでいます。5月に記事を読んでとんでもない誤解の可能性を直感したのですが、被疑者側の
反論が全く取材されておらず、一方的な捜査側の発表しかありませんでした。これを疑うように
マスメディアの記者は教育されているはずなのに、裏付けのためにサーバーの専門家に聞いて
みることすらしなかったのでしょう。サイバー攻撃と言うにはアクセス回数が桁(けた)違いに少なすぎるのです。
『Librahack』
URLリンク(librahack.jp)
「岡崎市立中央図書館に電話してみた」 2010/06/22 『サーバ管理者日誌』
URLリンク(www.nantoka.com)
国内の過剰アクセスで迷惑したら、まずプロバイダーを通じて警告を出すのがネットの常識です。
聞いてくれないなら“特定IPアドレス遮断”の機能を使うものです。これを一切省いていきなり逮捕、
しかも20日間も拘留する乱暴さには唖然(あぜん)としました。また、大衆に広くサービスを提供する
図書館は思わぬ利用をする可能性を考慮しなければなりません。『サーバ管理者日誌』が指摘
するように図書館利用情報は重要な個人情報として守らねばなりません。安易に警察に提供する情報ではありません。
URLリンク(getnews.jp)