10/06/22 03:05:57.01 Aok2vBDh
底のない炊飯ジャーを掘ってゆくという
強迫観念的なイメージ
米とオコゲの深みへ食べてゆくことで
食事が呼吸を意味するような
温かいシステム
その中でばらばらなになりそうな
米粒を繋ぎ止めるために
砕かれてゆくものを、飲み下す
しかしそこには、農家に対する礼があり
まだ存在すらしない新米への憧憬がある
白米はなんのために存在するのか
そこにかけられたフリカケには一片の偽りもない
米粒の一つ一つに反射するおかずの光景を
見つめていたら
どこまでも食べていける気がした
俺は「もうワンサイズ上」では足らん
もっとずっと食べていきたい
あまねく特別な存在になりたい
生きた痕跡を残したい