10/06/20 23:42:35.51 viJCWpq3 BE:1070631348-PLT(12000) ポイント特典
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何を求めて働けばいいのか
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丹羽宇一郎×香山リカ
香山 丹羽さんの著書『負けてたまるか! 若者のための仕事論』を読みました。本には、
若いうちは「アリのように」働いて失敗や挫折を繰り返せと書かれています。でも、最近
の学生や若い世代は、就職活動で徹底的に自己分析し、「私らしさ」が発揮できる仕事で
ないといけない、と思っています。「アリのように」と言われても、かけがえのなさと無
縁の働き方では耐えられない人が多いんじゃないでしょうか。
丹羽 大学を出て3年以内に会社を辞めた人たちとテレビ番組でディスカッションしたこ
とがあります。彼らは「くだらない仕事をずっとやっている人の気が知れない」と言うん
です。でも最初から楽しい仕事なんてないし、最初から自分に合った仕事が見つかるなん
てめったにない。辛抱して基礎を学んでいるうちに、知識も増える。長く辛抱して基礎を
学ぶほど、より大きくジャンプできる。だから、5年、10年は「アリのように働け」と
言うんです。
でも、辛抱強く5年働ける若者は、だんだん少なくなってきています。
香山 石川遼選手とか若くして頭角を現す人が増えてきて、メディアにもてはやされる。
若い人にとって、5年、10年はたぶん、永遠です。基礎体力がつけばいいけれど、この
まま沈没して泥に埋もれてしまうと焦る人もいます。