10/06/15 02:53:45.70 egsKZ+yK BE:2082778188-PLT(12072) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/u_okotowari_a.gif
世界的なベストセラーであるJ・K・ローリングのファンタジー小説を映画化、2001年からはじまった
「ハリー・ポッター」シリーズも、今年暮れ公開予定の「ハリー・ポッターと死の秘宝(PART1)」、来年
夏公開予定の「ハリー・ポッターと死の秘宝(PART2)」をもって、いよいよ幕を引くことになる。
これまで6作品が公開され、いずれも興行的に成功している。原作にほぼ忠実に、主人公の子供時代
から思春期、青春と成長を追うスタイル。初期の2作は、「ホーム・アローン」などで子供の魅力を引き
出すことに定評のあるクリス・コロンバスを監督に据えてシリーズを立ち上げてからは、アルフォンソ・
キュアロン、マイク・ニューウェル、デヴィッド・イェーツなど、確かな腕を持った匠をストーリーの雰囲気
に合わせて起用することでマンネリを防いできた。
同時に主演のダニエル・ラドクリフ、共演のルパート・グリント、エマ・ワトソンたち自身の成長の過程を
みずみずしく焼き付けるかたちとなっている。
シリーズ第6弾となる「ハリー・ポッターと謎のプリンス」では、宿敵ヴォルデモートの過去に迫り、最後
の戦いに向けた冒険がつづられる。前作「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を手がけたイェーツがさら
にタイトにハリーの軌跡を紡いでいる。目を奪う映像スペクタクルが随所に織り込まれ、宿命に翻弄(ほん
ろう)されるハリーの姿がくっきりと浮かび上がってくる。
たくましさが出てきたラドクリフに加え、ジム・ブロードベント、ヘレナ・ボナム=カーター、マイケル・ガン
ボン、アラン・リックマンなどの芸達者たちの競演も魅力のひとつ。誰もが楽しめる、一大娯楽映画に
仕上がっている。(映画解説者 稲田隆紀)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)