10/06/14 21:55:28.35 00Ne/w+B BE:220399722-PLT(13825) ポイント特典
sssp://img.2ch.net/ico/ahaa_2.gif
URLﾘﾝｸ(www.tokyo-np.co.jp)
「わき水の出ているところは地盤が緩いので、土砂災害が起きやすいですよ」
近くの工学院大の学生と協力しながら地域防災マップづくりを進めていた八王子市中野町の
今井数真さん（６１）は、学生からアドバイスを受け、「災害時は水の出る場所は大切だと
思っていたのに、そんな見方もあるんだ」と感心した。
同大工学部の村上正浩准教授（３７）を中心に、学部や大学院で建築学を学ぶ学生が
地元町会「中野町甲和会」（約七百世帯）の役員らと一緒に歩きながら地域を点検した。
地域を六ブロックに分け、良い点について「消火器や避難場所などの防災資源や備蓄倉庫
が多い」「学校や商店、掲示板など災害時に活用できる場所や設備が多い」、注意すべき点は
「行き止まりが多い」「高速道路に大きな被害があった場合、道が遮断される恐れがある」などとした。
これを六枚の防災点検マップにまとめ学生がパソコンで仕上げた。
町会役員らは「地域にある市体育館は避難場所として利用できると思っていたが、緊急物資配送
拠点に指定されていて、避難場所としては使えないことも調査の過程で分かった」などと評価する。
住民の防災意識も徐々に高まり、五月下旬には、災害時に手助けが必要なお年寄りの避難などを
手伝うボランティアグループ「さくらんぼの会」が活動を始めた。ボランティアには四十三人が登録
したが「援助が必要だ」というお年寄りはまだ手を挙げていない。
今秋には「この道は土砂崩れで通行止めになった」など具体的な条件を設定した町会独自の
防災訓練も実施したい意向だ。