10/06/06 23:29:24.67 YSyw65ZP BE:2523453067-PLT(12072) ポイント特典
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なかなか止まらない少子化。慶大の駒村康平教授は「団塊ジュニア世代をこのまま
40歳になるまで見送れば、日本社会は再生不能になる」と警鐘を鳴らす。
--少子化問題についての考え方は
「そもそも『少子化は問題か』という人がいる。例えば『少子化が進んでも社会保障を
変えればいい』といわれるのだが、現実問題としてそれはあり得ない。つまり、世代間
の仕送り方式(賦課方式)で医療も介護も年金もやっているわけだから、それを
すべて民営化といった形にすることは机上の空論に近い」
--日本の場合は
「日本では介護保険制度の導入が検討されていたころ、少子化の問題も議論された。
あのときにチャンスが1回あって、介護保険を先にやるのか、子供支援政策を先にやるのか、
大きな問題があった。私は両方やるべきであったと思うが、バブル崩壊後の日本経済で
二兎を追うことが大変難しかった。団塊の世代というボリュームの多い世代にとって
介護の方が子供よりも優先された。保育の関係団体にはシステム変更で供給が増大
することへの抵抗感もあって、少子化対策が大きく遅れた。そういう意味では大変大きな
失われた20年だった」
--現状については
「そういう意味では最後のチャンスが来ている。それは団塊ジュニアが30代半ばまで来て
しまったということだ。団塊ジュニアはバブル崩壊後の厳しい労働環境の下で家族を形成
しにくい、子供を持ちにくい状況で失われた10年、15年を過ごしてきてしまった。この膨大
な世代をこのまま40歳になるまで見送っていると、本当に日本社会は再生不能になる。
あまりのんきな議論をやっている状況ではない」
団塊ジュニアを見送れば日本は再生不能 駒村康平・慶大教授 (産経新聞)
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