10/05/31 14:36:12.39 4RlhOkg0 BE:452247438-PLT(12000) ポイント特典 株優プチ(news)
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脳科学者の茂木健一郎氏が「日本の大学のガラパゴス化」に警鐘を鳴らす記事を自身のブログにアップし、
話題となっている。ガラパゴス化とは、「世界標準の流れからかけ離れていく」さまを、大陸から隔絶され
独特の生態系が形成されたガラパゴス諸島になぞらえたものだが、同氏が問いかける日本の大学の
問題点は何なのか。
茂木氏は、近年多くの日本の大学が就職活動を重視して一年生からキャリア教育をする風潮があることに対し、
このような“就職予備校化”は「大学で身につけるスキルが日本の企業のニーズに特化したものとなり、
学生たち自身のガラパゴス化につながる」と明言。大学で学問をする意味は「世界のどこでも通用する
普遍的な知性を獲得すること」であり、その使命を大学が放棄すれば「日本人の能力の劣化をもたらし、
深刻な打撃を日本という国家に与えることだろう」と述べる。
これに対し、さまざまな考えがブログやツイッターで見られる。「どんどん日本は取り残されていくのかな」
「(有名企業に就職すること=その後の人生の幸せ、という構図が)果たしてそうか?という疑問を学生が
持たないことが不思議」と現状を嘆く人がいる一方で、「茂木氏のキャリア教育の認識が就活対策のみで
あることが解る。今の日本には本来のキャリア教育というものが全くないので、全くないより進歩だと考えます」
「全世界で見たときに、ガラパゴス化した日本という存在も多様性の一つとして必要なんじゃないか」と、
必ずしも悪い風潮ではないという人もいる。
「以前ツイッターで、どうせ就活するなら大学入った時点で始めれば?と書いたらそんなの大学の意味ないですよね、
というリプライをもらったことがある」という人も。新卒の就職が厳しい昨今だが、「大学で学ぶことの意味」について
改めて考えさせられる。
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