10/05/22 01:25:36.94 Q+Pbc4QG● BE:538110836-PLT(23411) ポイント特典
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NHKの放送文化研究所では1973年から継続して5年おきに、全国の16歳以上の国民5,400人に対する
「日本人の意識」調査(個人面接法による)を行っている。2008年の有効回答数は3,103人(回答率57.5%)である。
ここでは、天皇に対する感情の推移について図録化した。
天皇に対する日本人の感情は、1989年に昭和天皇が崩御し、現在の天皇が即位
した時点を境にかなり変化している。「尊敬」感情が減り、「好感」感情が多くなり、
両者がこの時期を境に逆転したのである。
そのほか、1993年の好感の急増には調査月10月に先立って6月に皇太子ご成婚がありその慶賀ムードも
影響していると考えられる。また2001年の皇太子夫妻の第1子誕生の影響が2003年の好感の増加に影響していると考えられる。
こうした皇室の変化とともに世代的な感情の違いが日本人の世代交代にともなって全体結果の長期動向に影響を与えている。
3つの世代の天皇に対する感情の違いが明確である。
戦争世代は「尊敬」が勝っており、「好感」が次ぎに多く、「無感情」は少ない。
団塊世代は昭和天皇時代には「無感情」が多数を占め、「反感」も他世代より多かった。
しかし、団塊世代は新天皇への代替わりに伴って「好感」が一気に増加し、また「尊敬」も結構増えている。
団塊ジュニア世代では「無感情」が圧倒的に多いのが特長である。
どの世代でも「尊敬」が増えているのは、現在の天皇が即位後キャリアを重ね、尊敬に値する御発言が多いことによるものであろう。
しかし、将来的には、戦争世代に加えて、団塊の世代も少なくなるので、日本人全体として「無感情」な者の比率が多くなる可能性がある。
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