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“反中の畜生”?テレビで人気の教師が毛沢東批判
中国国営テレビの教養番組の講師を務める人気の歴史教師が、文化大革命を発動した
毛沢東を痛烈に批判した講義の動画がネット上で支持を広げている。神聖視される建国の
指導者を公然と批判するのは異例。当局は動画を削除するなど封じ込めを始めたが、ネッ
ト上の論議からは庶民の歴史観の変化がうかがわれる。
講師は北京市内の予備校教師、袁騰飛(えん・とうひ)氏(38)。文化大革命に関する講義
で「文革は人類史上、最も暗黒の10年」と酷評。毛沢東を「ソ連のスターリンやドイツのヒトラ
ーとともに20世紀の三大暴君」と断じ、1959~61年の大飢饉については「自然災害ではな
く人災、毛災」。「49年の建国後、毛の行いで唯一正しかったのは死んだこと」とまで言い切った。
別の講義では「中国の歴史教科書に真実は5%もない」「(共産党機関紙)人民日報は新聞
でなく宣伝紙」と歯に衣着せぬ共産党批判をした。
動画が掲載されたサイトには「反中の畜生」「裏切り者」と非難する投稿がある一方、「よく言
ってくれた」「どこが間違っているのか。愛国と愛党は別だ」と支持する声もある。「成熟した国
家は異なる見解に寛容になるべきだ」と冷静な意見もある。ネット投票では「反対」より「支持」
が多いケースがあった。
共産党独裁下の中国では歴史や指導者に対する評価基準を党が握っており、こうした批判
が通常の出版物に載ることはない。だが、ネットの普及で情報化が進み、庶民の歴史観も多
様化。最近では庶民の間で「中国が一等国になるには国内では毛沢東から離れ、国外では北
朝鮮から離れなければならない」という言い方も広まっている。 (共同)
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