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最近あるテレビの特集でこれまた奇矯(ききょう)な大学生の実態を知らされた。
『一人で学生食堂にいけぬ学生』という主題で、そんな学生の多くはトイレの中で密(ひそ)かに一人で
食事をすますという。その理由は、食堂で一緒に食事する友達がいないと馬鹿にされる、それが恥ずかしい、
だからますます孤独になるという悪循環だとか。
特に新入生はなかなか友達が出来ず、それが進んでいくとひきこもり、閉じこもりとなり、さらには休学、
中退ともなるそうな。哀れ、気の毒というよりも馬鹿々々しい話で、こうした現象の根底にあるものは何かと
疑いたくなるが、答えは自明で、要するに当節の若者のひ弱さというよりない。
◇
大衆の中にあっても場合によっては、なぜ堂々と一人切りでいられないのか。家庭から一歩出れば他者と
のさまざまな相剋があり得るのであって、そこでの抵抗力を家庭が培わせないからこのざまになる。
子供の耐性を培うのは親の責任であって、今日多くの親が子供をただ甘やかせ子供に媚びることで実は
子供を根本的に損なっているとしかいいようがない。
帰するところは動物行動学者のコンラッド・ローレンツが説き、この日本においても大きな犠牲を払って
ヨットスクールの戸塚宏氏がそれを実証した脳幹論の問題であって、この豊穣(ほうじょう)便利な文明の
中でそれに溺れて子供に我慢を強いなかった無責任な親たちが子弟の脳幹を発達させず、基本的に
ひ弱な『子供大人』を育てたところにある。
脳幹とは人間が人間として生きて行くために絶対に必要な、外部に対する強い反応を備えるべき
部分であって、仮にそれがわずかでも損なわれれば人間は死んでしまう。
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