10/04/24 21:18:57.57 iFDv2r8c
>>650(続き)
しかし、逆に言えば、そのくらいしか使い道がなかったのではなかろうか?
マクロスが落ちてきたことによって、人類は素材工学や電子技術、エネルギー技術を著しく発展させたが、その中に情報技術はない。
そのことはゼントラーディが生きたコンピュータである情報将校を使っていることからも窺える。
つまり超技術満載に見えるマクロスにあって、情報技術、AIの育成と言う点だけは現代のそれとさほど変わりないのだ。
であれば、無人戦闘機に戦闘の全てを託すわけにはいかない当時の事情と言うものが見えてくる。
だが、なまじっかゴーストという解答をしてしまったために、その後のマクロス(の歴史)には負債が生じたのだ。
「AI技術の向上により、いつか有人戦闘機が廃止されるかもしれない」
それはマクロスにおいてバルキリーの否定であり、それに拠る物語の否定である。
SF的な観点から見ればそれもまたひとつの方向ではあるが、マクロスが物語である以上、否定すべき道だろう。
『今度のマクロスでは廃止されたバルキリーに変わって無人機ゴーストが大暴れ!
プロトデビルンはスピリチアを吸収しようとするが、無人なのでへっちゃら。ファイヤーゴーストに乗った黒い箱が「オレのウタをキけ~」』
って、ギャグとしては面白いかも知れないが…。
そんな愉快(笑)な未来を回避するためにプラスではゴーストとの確執にけりをつけている。
どうけりをつけているかは本作を見て確認してもらいたいし、けりをつけるためにどんな仕掛けを用いているかはレイコック氏の批評に詳しい。
なお、もうひとつの答えである「巨人」についても、マクロス本編の3クール目や劇場版エンディングにて過程が示され、本作やマクロス7にてけりがつけられている。
(続く)