10/04/24 10:48:52.10 Szhry26C BE:1348872375-PLT(19445) ポイント特典
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キャンパる：明治大「難関校コンプレックス」克服へ、注目浴びる異色授業
◇志願者数では早大抜き日本一
２０１０年度、明治大学が早稲田大学を抜いて日本一の志願者数を記録した。喜ぶ学生がいる半面、素直に喜べず、違う感情を抱く明大生もいる。
第１志望の早稲田大・慶応大などに落ちて明治大に入学した学生が少なくないからだ。そんな明大生の「難関校コンプレックス」の無意味さを知り、新たな目的にまい進できる授業があると聞き、４月１６日の第１講の授業に参加した。
【明治大３年・五十嵐裕太、写真は法政大・岡崎耕太】
「おーおー明治 その名ぞ我らが母校～」。教室のドアを開けた途端、明治大学校歌が聞こえてきた。ホールには１８０人ほどの学生が集まっていた。授業前に全員で起立、礼。
「よろしくお願いします！」。大学の授業としては、かなり珍しい光景だろう。
講座名は「青年社長育成講座１」。経営学部の藤江昌嗣教授と経営学部兼任講師の藤森俊一さん（経営コンサルティングファーム・インターブレインズ代表）の指導のもと、０５年に開講した。
「青年社長」というと、学生起業家をイメージしがちだが、一度社会に出て３０歳前後での起業を目指す学生や、将来の事業後継者の学生を主に対象としている。
社会に出て一度汗をかき、組織を知った人間でなければ会社の経営者には向かない、というのが講師陣の持論だ。
「明治大学生よ！ 『何・苦・楚』魂を抱け！」とスクリーンの中心に大きな文字が表示された。「これが明治の精神なんです。
早稲田に落ちて、なにくそ！と頑張るのが、明大生らしさなんです。その気持ちが今の明治には足りない」。ここ何年かで、男臭く、ガッツある「明治らしさ」がなくなった、と藤森さんは訴える。
「みなさんは、明治という学歴がほしくて明治大学に入ってきたのですか？ 違うでしょう！ もっと大切なことは、学歴よりも学力をつけることなのです！」。
大学のブランドに目を奪われることなく、情熱と熱意を持ってこれからの大学生活を歩んでほしい－－。講師２人からのメッセージだ。
初回の授業で、この熱のこもりよう。
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