10/04/19 23:09:11.47 czgu/pjc● BE:1275999168-PLT(12101) ポイント特典
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最近の若者の深刻なケンカ離れ
最近の若者の深刻なケンカ離れ
1970年代ぐらいだろうか。「最近の子供は取っ組み合いのケンカをしなくなった」と言われた。
もちろんそれは当時「良い事」ではなく「憂うべき事」として語られた。
子供はケンカを通して他人とのつきあい方を学んでいく。
それなのに近ごろ(当時)は親も教師も「ケンカをするのはけしからん」といって止めるので、このままでは他人とのつきあい方を知らずに大人になってしまう、と。
しかしいつしかそういう警鐘を鳴らす声も聞かれなくなっていった。そして月日は流れ、今や当時の子供が親になっている。
昔『戦争を知らない子供たち』という歌があったが、“ケンカを知らない子供たち”が今や人の親になっている。
(中略)
『2ちゃんねる』はネットにおいて“ケンカをする場”の良き提供者になっていたと思う。罵倒(ばとう)と煽(あお)り合い。
「拳(こぶし)で語り合う」というのは何かのゲームのコピーだが、まさに『2ちゃんねる』はそういう場を提供していた。
むろん泥臭いケンカでなくて、お行儀のいい議論の場でも学ぶことは出来る。
しかし勘違いしている人が少なくないのだが、お行儀の良い議論とは“優しい”とか“思いやりのある”議論ではない。
むしろ真剣勝負であり、内容は辛辣(しんらつ)だし、逆に感情的な甘えは許されない。
どんなに屈辱を味わわされても、相手がそれをあくまで冷静・論理的に主張する限り、「酷いじゃないですか」とか「不愉快です」と感情的になった方が負けなのだ。
どんなに窮地に陥っても冷静さを失わず論理を組み立てて反撃する…そういう高度なゲームはだれにでも出来るものでないと思う。
凡人には煽(あお)りを罵倒(ばとう)による闘争の方が合っているのではなかろうか。
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