10/04/15 02:44:12.83 EpD8iGu8 BE:8990944-PLT(12001) ポイント特典
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警察の過失認定 慰謝料命じる
4年前、松山市で男子高校生が暴行を受けて死亡した事件で、遺族が「警察が『けんかだった』と発表したために、
事実と異なる報道が行われた」と主張して愛媛県を訴えていた裁判で、裁判所は警察の過失を認定し、
30万円の慰謝料を支払うよう命じました。
マスコミの報道をめぐって、警察の発表のしかたに過失があったと認めたのは異例のことです。
平成18年8月、愛媛県松前町の高校生、池原雄太郎さん(当時16歳)が少年に河原に連れ出され、
腹をけられるなどの暴行を受けて死亡しました。この事件で、遺族は「警察が『けんかだった』と発表し、
広報担当の副署長が一対一のけんかを意味する『たいまん』のようなものだとマスコミ各社の記者に説明した結果、
『けんかで死亡した』という事実と異なる報道が行われた」と主張して、愛媛県を訴えていました。
判決で、松山地方裁判所の山本剛史裁判長は「警察は、殴り合いがあったか具体的に問い合わせてきた記者にだけ
一方的な暴行だったと説明していて、誤解を招かないようにする措置をとっておらず、対応に過失があった」と指摘しました。
そのうえで、「結果として高校生の名誉が損なわれ、遺族の気持ちを傷つけた」と述べて、遺族に慰謝料として30万円を支払うよう愛媛県に命じました。
死亡した高校生の母親で、原告の門田直美さんは「息子にみんなに認められたと伝えたい。息子のために、これからは前向きに生きていきたい」と話していました。
祖父の池原道夫さんは「警察の責任が認められて感謝している。警察に真摯(しんし)に受け止めてもらい、
犯罪被害者の名誉が侵害されないようにしてもらいたい」と話していました。
判決について、愛媛県警察本部は「判決を真摯に受け止めている。今後、判決内容を検討して適切に対応する」というコメントを出しました。
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