10/04/14 13:49:02.75 atFS983y BE:63255252-PLT(12001) ポイント特典
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大正期の新聞「みくに」寄贈
明治後期から昭和初期にかけて、現在の坂井市三国地区を中心に発行されていた新聞「みくに」9部が13日、
保管していた同市春江町大牧の坪田恵子さん(81)から同市に寄贈された。坪田さんは「地域の歴史を振り返る資料に役立てて」と話している。
「みくに」は1904年に週刊紙「三国実業週報」として創刊され、05年に改題。その後、日刊紙として42年まで発行された。
今回寄贈されたものは、12年(明治45年)~22年(大正11年)に発行されていて、今の新聞と同じサイズ7部とタブロイド判2部がある。いずれも4ページ。
新聞には、三国港と北海道の小樽港を結ぶ定期船や、三国港周辺の料亭の広告などを掲載、海運で栄えた三国地区の様子もうかがえる。
米相場の動向などの記事や、江戸時代を舞台にした歴史小説も載っている。
この日は同市の郷土資料館「みくに龍翔館」の釣部由紀子学芸員らが、新聞を受け取りに坪田さん宅を訪れた。
坪田さんは「昔は商売をしていたので、最新の情報を得るために新聞を取り寄せていたのでは。亡くなった夫が大事に保管していたものです」と話した。
釣部学芸員は「大正時代の地元新聞はこれまでほとんど見つかっていない。広告などから街の様子が具体的に分かり、貴重な資料になる」としている。
新聞は同館で保管し、近く複製を三国図書館(同市三国町神明)で公開する予定。
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