10/04/14 02:07:16.92 ky00xDEC
市場のメカニズムを誰にでもわかるように書いてみよう
お金の出口が無ければ、市場に流通しているお金の総額は減らない
洗濯機の水をかきまわしても、洗濯機の水の量が減らないのと同じ
ここでは、わかりやすいように、まずはこの「お金の出口」がない状態を説明しよう
例えば、AさんがBさんに1万円払ったところで、Aさんのお金は減るがBさんのお金はその分増える
つまり全体としてみれば常に±0になる
つまり流通しているお金の総額は永遠に減らない
ここで頭の体操、お金の出口が無い市場は最終的にどのような形になるでしょうか?
答えは、お金儲けがうまい人のところにお金がどんどん集まり、お金がさらにお金を生みまくるため、多くの人はお金が無い貧困状態になる
つまり、富の偏りが生まれる
しかし、これはあくまで「お金の出口」が無い場合であって、実際には市場からどんどんお金は消えていく
その「お金の出口」とは何か?
基本的には「税金」と「貯金」ということになる(他にも輸入とかもあるがここでは省く)
←(貯金) (税金)→
銀行 ⇔ 市場 ⇔ 政府 (以下を読むときは、この図を何度も見返してくれ)
(投資)→ ←(予算)
お金の流れは、市場を介してこういう流れになるわけだ
今現在、日本は税金として市場から抜かれたお金は政府予算によって再度「全額が」市場に投入されるため、税金によって市場のお金は減らない
ただ再分配されるだけ(この段階で、富の偏りは多少は緩和されることになる)
だが、今の日本では、貯金として市場から消えたお金は市場には戻らずそのまま死に金となる(銀行の投資先が無いため)