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理科教材開発プロジェクト 徳山専、中学教員と実験器具作り
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◇授業時数増にも対応へ－－山口県・徳山高専
山口県周南市の国立徳山工業高等専門学校が、
地元中学校の理科教員と協力して実験器具などを作る「理科教材開発プロジェクト」に取り組んでいる。
科学への知的好奇心を引き出し、中学生の「理科離れ」を食い止めるのが狙いだ。
徳山高専は「優秀な学生を将来的に確保する意味でも、手助けしたい」と熱を入れている。
プロジェクトのきっかけは、
徳山高専が０６年度から中山間部の中学４校と協力してきた理科の出前授業などの取り組みだ。
授業方法を研究する中で「より効果的でわかりやすい教材を」という声が高まり、
０８年に半年がかりで自転車用の空気入れに似たポンプを使った「圧力」の実験教材などを開発した。
ポンプにつなぐことで、筒の中に入った圧力計や風船の大きさから空気圧の変化を観察したり、
ペットボトルの形が変わることで大気圧の存在を知る。
実験で使った３校の生徒からは「理解しやすかった」と高い評価を得た。
プロジェクトはこうした取り組みを発展させ、多くの学校に広げようと０９年に生まれた。
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