10/04/07 20:57:08.98 62Zuy7jB BE:2867911777-PLT(12002) ポイント特典
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京都市左京区の京都府立植物園で近年、サクラが衰弱し、原因不明のまま枯れる被害が相次ぎ、
調査の結果、キノコの一種ナラタケモドキが寄生し、致命的なダメージを与えていることが分かった。
各地のサクラの名所でも被害が出ている恐れがある。
府立植物園の桜林では2006年ごろから衰弱するソメイヨシノが増え、10本が次々と枯死した。
樹齢15年ほどの育ち盛りの木が枯れた例もあった。満開となったこの時季は、枯れないまでも
花付きの悪い木が散見される。
調査のため、同園が京都府立大の小林紀彦共同研究員らと弱った木を掘り起こしたところ、白い
菌糸がびっしりと根元を覆っていた。調べるとナラタケモドキの菌糸だった。
食用キノコであるナラタケや類似のナラタケモドキは、いくつかの種類の樹木に根元から寄生し、
内部に徐々に菌糸を張って腐敗させる。木は水や養分を吸い上げられなくなり枯れていく。
培養したナラタケモドキ菌を混ぜた土にソメイヨシノの苗を植えたところ、葉が黄化し、20日後には
著しく衰弱して大半が落葉した。植物園では、症状の重いサクラの周りで夏から秋にかけ、ナラタケ
モドキが生えているのも確認された。植物園の小倉研二樹木係長は「ナラタケモドキがサクラの衰弱の
要因なのは確か」と話す。
寄生された木の根と、他の木の根が土中で触れると感染が広がるとみられ、被害は同心円状に
広がっていた。同園の桜林約200本のうち3割が何らかの影響を受けているという。
URLリンク(www.kyoto-np.co.jp)
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