10/04/04 12:24:44.51 G+gwobVH● BE:303480836-PLT(12001) ポイント特典
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リクルートで「リクナビ」「ケイコとマナブ」「就職ジャーナル」を歴任し、現在は人材育成コンサルタントとして
活躍する前川孝雄氏。とある就職セミナーに講師として招かれた時に、貴重な経験をしたといいます。
前川氏が社会に出て働く意味などを大学生に話していたのですが、最後の質疑応答でひとりの学生が
噛みついてきたのです。
「お話を聞いていると、自分のやりたいことがあっても、それをねじ曲げて会社に合わせろと
言っているように聞こえます。僕はやりたいことがあります。どうしてそれをねじ曲げてまで
会社に合わせないといけないのですか? それが就職というものなんですか?」
実に大学生らしく、毎日のように同じ意見を聞いている前川氏は微笑ましく感じていたのですが、
隣に座っていたある企業の40代管理職の方は違ったようです。
突如、烈火のごとく怒って「お前は何様だ! そんなにやりたいことがあるんだったら、
就職なんてしなくていい。ひとりで会社でも作りなさい!」と、その学生を怒鳴りつけたのです。
会場はシーン。叱られた学生は見るからにショボンとしてしまい、会場には何ともいえない空気が漂いました。
しかし、話しはこれで終わりません。セミナーが終わって控室に戻る途中、
さきほど怒鳴った管理職の方が、前川氏に「さっきの彼いいね」と言ったのです。
学生や20代の会社員のみなさんは、この言葉の意味がわかりますか?
答えはシンプルです。管理職の方は続けてこういったそうです。
「あいつみたいな奴が部下なら、徹底的に鍛えたいな」。
実は噛みついてきた彼の尖っている部分を評価していたのです。骨があると思ったのでしょう。
ですが、ストレートに褒めるのではなく、一度叱ってみせたのです。
(続く)