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観光庁長官「医療観光は有力な市場」
溝畑宏観光庁長官は3月29日、「インバウンド医療観光に関する研究会」(座長=上松瀬勝男・日大名誉教授)で
あいさつし、「医療観光はインバウンド(海外旅行者の誘致)を促進する上で、大変有力な市場になる」と述べ、
観光と医療サービスを組み込んだ医療ツーリズムの促進に注力する考えを示した。
溝畑長官はまた、「各国は国を挙げて(医療ツーリズムを)やっている。シンガポールやマレーシアは
かなりマーケットを握っている。かなり急がないといけない」との認識も示した。
観光庁によると、検診ツアーをスタートさせる旅行会社が相次ぐなど、日本国内での医療ツーリズムへの
関心が高まっているといい、甲斐正彰審議官は「検診ツアーについては、ある程度進められるということで
商品化されている。どんどんプロモーションを掛けていく」と述べた。
URLリンク(www.cabrain.net)
関連記事:長妻厚労相、メディカルツーリズム推進は「重要」
長妻厚労相はメディカルツーリズムについて、来日する外国人患者は自由診療となるため、
値段を自由に設定できることなどから「病院の設備の不足を補えるなど、非常に収入面で有益な面もある」と指摘。
一方、外国人患者の受け入れによって、国内の患者の診療に支障が出ないようにすることも重要とした。
また、医療専門通訳を資格化するかどうかなどの課題があるとしながらも、「こうした課題を検討する中で、
メディカルツーリズムを推進していくことは重要」とした。
また直嶋経産相は、メディカルツーリズムが「症例数の増加による先進医療の発展」「医療機関の収入の
拡大に伴う国内医療サービスの質の向上」「マーケットの拡大による医療機器や医薬品等の関連産業の
国際競争力の強化」につながると強調。ただ、「現状では外国人の患者の受け入れ体制が不十分」として、
受け入れ可能な医療機関の情報発信や外国人患者を適切な医療機関にあっせんする機能の整備などに
取り組む考えを示した。
URLリンク(rgizyznaxu.jugem.jp)