10/03/24 22:00:05.08 mTl2RQZ4 BE:1035360184-PLT(12000) ポイント特典
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小倉南署の岡栄興（ひでおき）署長が２３日、小倉南区上貫（かみぬき）３丁目の指定暴力団工藤会の
新事務所前や近くの貫（ぬき）小学校校門で、下校する児童の安全を見守った。
同小の通学路は新事務所のすぐ前。岡署長は「児童の安全を守るため、教職員や付近の住民までが危険を
冒して見守ってくれている。署長として、地域の安全を守る先頭に立ちたい」と、異例の“立ち番”をすることにしたという。
午後３時ごろから、低学年の児童が雨の中、集団下校を開始。事務所前には岡署長と警察官が立ち、
「気を付けて帰ってね」などと手を振りながら呼び掛け、児童も「ばいばい」などと手を振り返していた。
事務所の門が開くと、岡署長は、外をうかがうようにしていた組員らしき男に「車が出入りするかもしれないが、
門を閉めておけ」と、直接警告。再び門が開くことはなかった。
週に何度も児童たちの登下校を見守っている近くの男性（８３）は「署長自ら来てくれるのは、とても心強い。
子どもたちも、いつもより安心して下校しているようだ」と安堵（あんど）の表情。小学３年生の男児（９）は
「暴力団はとても怖いけど、強そうな警察官が見守ってくれてうれしい」と、笑顔で家路についた。
同署は２４時間態勢で貫地区の警戒を続けている。岡署長は「今後も継続して、全署挙げて地区内の警戒に当たる。
暴追運動の主体は住民であり、住民の安全は絶対に守っていく」と述べた。
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県警によると、工藤会は小倉南区上貫３の土地と建物を購入、今月５日に「四代目工藤会 長野会館」との看板を
門に掲げた。敷地内には２階建てなど建物が複数あるという。道路を挟んだ向かいに幼稚園、１５０メートル離れて
小学校がある。周辺は住宅地。
４月施行の暴力団排除条例は、学校や幼稚園などから半径２００メートル以内に暴力団事務所を設置することを禁止している。
県警は今回の動きを条例施行前の駆け込み設置とみており、工藤会の新拠点になる可能性もあるとして警戒を強めている。
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