10/03/24 20:05:51.02 CG9h1U8V BE:117090252-PLT(12000) ポイント特典
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3/24:賛成でも反対でもなく、ただの傍観。
まあ、もう嵐は去った感がありますが。
ホントは昨日の記事の下につけようと思った文章。
こないだの青少年育成条例について読者の方から「何か一言言ってくれ」というメールをいただくけど、
ツイッターでつぶやくぐらいならいいけど、まとまった文章ともなると、どうも歯切れが悪くなると言うか・・・。
ボクはもちろん法律での規制には大反対でありますが、
少年誌作家はそれ以前に表現の自由なんかありゃしない訳で、
ストーリーも表現も一杯描いちゃいけないことがあって、それに対して無批判に、
何か言われたら「はいはい」と2つ返事で直してますよ。
そもそも何年もの矯正のおかげで、規制にかかりそうなもの入れなくても描けるようになっちゃったよ。
そのくせ、条例ともなると出版社と肩組み合って「表現を守れ!」なんつって一緒に反対してるんだから、
何か面白いというか何というか。
読者の方々のメールのまっすぐな意見を見るにつけ、自分自身が十分不純でねぇ。
(中略)
ボクのマンガも、もしかしたら、誰かに何か思いもよらない影響を与えるかも知れない。
表現というものはすごい力を持っていて、誰かに影響を与えているんだなあ・・・ということは
自分が受け手の時も、発信する立場になっても、すごく感じることで。
だから、特に印象的な表現に関して、沢山の人に楽しさを与える一方で、
不快に思ったり、抗議する人の気持ちもわかる。そして、そこから先は「自由と責任」の論争になる。
これから先も、同じようなことは延々と続くだろう。
ボクも自分のマンガについて、責任はとれないが、こういうものを描いているという認識・自覚、そして(うっすらとした)覚悟はある。
誰かに「不快だ!」と言われたところで、それにこだわりがある場合は変えたりはしないだろうけど、
そういう人たちがいることに対して「わかっています。」というぐらいは言う。
それでは納得してもらえないとは思うけどね。そして、編集者から「変えろ」と言われたら、「はいはい」と変える。
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