10/03/24 13:34:08.34 jzsSA7l7 BE:1869153697-PLT(13000) ポイント特典
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字の総合的能力を測る「日本漢字能力検定(漢検)」の最難関1級に、このほど、自閉症で知的障害がある金城幸秀さん(30)=南城市=が合格した。
1級は6000字の漢字の読み書き、正しい活用能力が必要。出題文も明治期の文章を用いるなど、合格率15%程度の「狭き門」だ。
幼いころから漢字に興味を持っていた金城さんは、3度目の挑戦で1級に見事合格。周囲の祝福を受け、「次は英検合格を頑張りたい」と意気込みを語った。(新崎哲史)
自閉症は、生まれつき脳機能に障害があり、人とのコミュニケーションが苦手な発達障害の一つ。一方で、興味のあるものには集中力を示し、並外れた暗記力を発揮する例もある。
金城さんもそんな「能力」を持つ一人で、会話は現在でも滑らかに話せないが、3歳から国語辞典に熱中。現在は、高校までに学ぶ常用漢字(1945字)の3倍強にあたる6355字を習得している。
周囲が「才能」に気がついたのは、金城さんが24歳の時。ヘルパーと一緒に出かけた浦添市美術館で漢詩の習字に見入っていた金城さんがスラスラと文を読み上げた。
作品は旧漢字などさまざまな字体で書かれ、当時の館長も「なかなか読めるものではない」と驚いたという。
以来、ヘルパーと勉強を重ね、2007年の漢検初挑戦で準2級に合格。以来、1級合格を狙い、30冊以上の参考書や辞典で勉強を重ねて先月、「3度目の正直」で合格証書を手にした。
金城さんは「自宅に証書が届いた時はやったーと喜びました」と笑顔。通所する自立支援センターや福祉作業所のメンバーに電話をかけ、祝福を受けたという。
漢字のほかにも、10けたの数字を瞬時に覚え、県内各地の大型商業施設に設置された消火器の有効期限も暗記する金城さん。
「覚えるのが楽しい。英語も今から勉強します」と固く誓っていた。
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