10/03/23 16:42:19.26 LZDuqs9W BE:486502193-PLT(12000)
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>>1の続き
こうすると、アクセルもブレーキも踏まないときは、そのまま惰力でトコトコと、のどかに走り続けられる。
楽に惰力走行できるのならば、実用燃費も良くなるだろう。トラックなどでは、ギアを抜いて、普通にやっていることだ。
前後にクルマがいるときは、ペダルを踏み替えずに自分の位置を微調整できる現在のやり方は捨てがたいという声もあるだろう。
いや、そんな微調整が必要になること自体、先読みができていない証拠。上手いドライバーはそんなことはしない。
運転感覚は超保守的にならざるを得ない?
エンジンブレーキをなくし、ペダルの使い分けを考え直すチャンスはあった。電子スロットルが普及したときである。
アクセルペダルを離したときにスロットルを完全に閉じるのでなく、エンジンブレーキが掛からない程度にスロットルを残す。
ま、これはエンジンにとって効率の良くない運転をするのであまりお勧めできないが、チャンスはチャンスであった。
EV(電気自動車)、HEV(ハイブリッド車)の普及は次のチャンスだ。EVならば逆起電力程度の減速で済む。
HEVではできるだけエンジンブレーキを使わずに回生ブレーキを掛け、エンジンブレーキがあるように“演出”するのだから、
やめるのは簡単だ。新型プリウスが“違和感のない程度に”エンジンブレーキが弱めなのも、そこへ向けてユーザーに
慣れてもらおうという狙いがあるのかと、勝手に思っていた。
それがトヨタの不具合問題で厳しくなった。違和感に対する敷居値が変わったからだ。「違和感」と言えば
「それは不具合ではないのか」と責められる。これからは運転の感覚に対する姿勢は超保守的にならざるを得ないだろう。
45年前、ボブ・ディランはそれまでの流れを前提にするとあまりに違和感のある演奏をした。大変なバッシングを受けながら、
それでも前へ進んだ。もちろん自動車と音楽は違う。明日はボブ・ディランのコンサート。できるものなら、こんなややこしいことを考えずに聴きたいものである。
終わり