10/03/16 21:40:28.39 sH9ZZaeV
>>203
コレが「絵の上手い漫画家ランキング」の完全版です。
寺田克也、鳴子ハナハル、五十嵐大介を絵の上手い順に並べてみる。
五十嵐大介(美大上位)>鳴子ハナハル(美大下位)>寺田克也(専門上位)
作画オタクは美大上位の絵がおそらく理解できない。また美大下位と専門上位の区別が付いておらず、同等あるいは専門上位の方をむしろ高く評価している。
鳴子と寺田の差は単純にデッサン。美大というより予備校レベルでのデッサン。
石膏デッサン、静物画、ヌードクロッキーなど、対象を見てひたすら写実描写をする訓練の基礎があるかどうか。漫画の絵は想像で描くけど
、そういったベースの有る無しはやはり現れてくる。
寺田は限りなく1(100%)に近づく絵。09999999999と何処までも続くけど、でも結局最後まで1にはならない絵。そして鳴子は限りなく1から離れられない絵。
五十嵐と鳴子の差はオリジナリティーの差。予備校では鳴子の方が偉かったけど、美大に入った瞬間、鳴子は落ちこぼれて五十嵐の方がずっと偉くなった。
※あとアニメーターは下も無い代わりに上も無い。トップは美大下位まで。美大上位の絵を描くアニメーターというのは居ない。(実験アニメは除く)
つまりマンガ界の絵の上手さのヒエラルキーは、
専門出身で(予備校絵的な価値基準で)一番絵が上手いのが寺田克也。
美大出身で(予備校絵的な価値基準で)一番絵が上手いのが鳴子ハナハル。
美大出身で一番絵が上手いのが五十嵐大介。
そして総合で一番絵が上手いのが高野文子。
高野文子>五十嵐大介>鳴子ハナハル>寺田克也という順番になる。
コレはかなり自信がある。美大出のオタクならほぼ全員が納得すると思う。アニメの人でもジブリのトップクラスのアニメーター(安藤雅司あたりとか)なら、
おそらく納得するんじゃないの?(意外と絵(の本質)を知らない宮崎駿とかは微妙だけど)
鳴子の絵を見て多摩美のマン研絵(冬目景エンジン)なのが見抜けない、笠辺哲の絵の上手さが理解できない、最後の「マンガ家の絵の上手さの
ヒエラルキー」というのがあまりピンとこない奴は、「絵を見るセンス」というのが本質的に無い。作画批評とかするのはもう辞めた方がイイよ。
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