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【外信コラム】赤の広場で 白昼堂々 顔面パンチ
ロシア外務省前の大通りで白昼、顔面に突然、パンチが飛び込んできたのには驚いた。
若い短髪の男が横か背後から近づいてきたようだ。さらに押し倒されかかったのを振り 払ったところ、男は逃げた。今のロシアでは、全く不幸中の幸いといえるケースである。
この国の治安の悪さはよく知られるものの、ここにきて邦人の被害が急増している。
在露日本大使館によれば、今年6~9月にモスクワ管内で届けられた強盗や暴行、 窃盗などの被害は過去数年間で最多の17件。在留邦人が1400人余りしかいない
ことを考えれば、憂慮すべき事態だ。
従来のスリなどに加え、最近は時間や場所に関係なく、暴行や強盗事件が起きている。
9月には日本大使館員の男性が公園を散歩中、「たばこをくれ」と近づいてきた3人組に激しい暴行を受けた。8月の夜には男性が乗用車を運転中に、
ぶつかってきた車の3人組に暴行を受け重傷を負った。
7月には出張者の男性が早朝の大通りで2人組に襲われ金品 を奪われた。
プーチン前政権以降のロシアでは、高度成長の一方で貧富の格差が拡大し、犯罪は決して減っていない。
「日本人はカネ持ちだ」とみられて標的となっている恐れもある。また、近年のロシアでは排外主義者が
横行しており、非スラブ民族というだけで凶悪事件の被害者となりうる。自戒を込めていえば、ロシアへ
渡航される方はできるだけご用心を。
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